|
|
|
06ガメー
|
|
|
ボージヨレー・ヌーヴォーの原料がこのガメー種ですが、殆どフランスのボージョレー地区でのみ栽培されていますから、全くの「ローカル品種」です。新世界でもこれを試みようと言う話は今のところ聞いたことがありません。
挑戦してみてもボージヨレーよりも美味しく、より安く作ることは難しいと思っているのでしょうか。
量産品種とかフォクシー・フレイバーとか、熟成が利かないとか、どうも弱点ばかりが強調されてつまらないワインの代表みたいに言われることが多いのですが、私はそれには賛成出来ません。皆さんはいかがですか。
毎年11月に飛行機で運ばれてくるボージヨレー・ヌーヴォーは飛行機代が含まれていますから大変高価になっていますが、船便はヌーヴォーでも半額ですし普通のボージヨレーは1000円を切る価格で販売されています。それだけの価値は十分にあるワインだと思いますよ。
色合いはやや薄めで明るく華やかなルビー色、香りは新鮮なイチゴの香りが解りやすい特徴です。味は渋味や苦味が一番少なく、酸味は爽やかで美しく軽快です。これまでの4品種とは大変違い、とても見分け易い特徴を把握しやすい原料です。
若いボージョレーの生き生きとした爽やかさは他のどの高級原料にも決して求められない魅力にあふれたものですから、ヌーヴォーでなくて普通のボージョレーも出来るだけ若いものを選んでお楽みください。
ワインには原料や産地によって「最適な飲み頃」があり、簡単な言い方をしますと高級品ほど瓶内での長い熟成に耐え、その間は風味が向上しますがガメー種はこの熟成効果がまったく期待できません。本当に短い期間(半年位)で飲み頃を迎えてしまい、その後はむしろ風味は衰え始めます。これがガメー種、ボージョレーワインの弱みの一つでもあり、高級原料とは見なされない理由でもあります。
この弱みを逆に生かして北半球のどこの産地よりも早く、その年の11月には十分に楽しめるワインにするために醸造法に工夫を凝らしし、全世界一斉発売と言う新しい出荷方法を演出して、見事に成功したのがボージヨレー・ヌーヴォーです。
ボージヨレー・ヌーヴォーではなく、普通のボージヨレーでもないクリュ・ボージヨレーと言うなかなか立派なワインがあるのですが、これは選び方がちょっと難しく、初心者向きではありませんので別の機会にお話ししましょう。
|
|
|