ケンボロー ワイン会
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 島根県浜田市の駅前アーケードに、<芙蓉豚>を使って美味しいお料理を出されることで人気のレストラン『ケンボロー』はあります。お店を仕切っておられるのは女性マネージャーのKさんですが、彼女のお客様への心配りにはいつも感心させられます。いつも四季折々の花があしらわれているのはもちろんなのですが、花や置物がすばらしいというよりは、彼女がそこに居られる存在そのものが、店の空間を優しく爽やかにしていると感じています。

 ご縁があって、ここで開催されるワイン会のご案内役をおおせつかり早14回目をむかえました。毎回産地や品種をテーマに選び、お料理とワインを楽しんででいただいておりますが、今回は<美味しいワインを飲みましょう>ということで、7種類のワインを選ばせていただきました。

 シャンパーニュはアグラパールのブラン・ド・ブラン1996年。キラキラと輝きながら立ち上るキメ細かな泡は、まるで豊かでたのしいひと時の序曲のようでした。アグラパールは栽培から瓶詰めまでの全てを自家でやっている小さな小さな造り手です。シャルドネ種のみを使用しているこのシャンパーニュは、とてもしっかりとした味わいがあり、余韻も長く、酒神バッカスがぶどうの房を沢山抱えて舞い降りてきたような、そんな感じがしたのは私だけでしょうか。

 続いてアルザスワインのゲヴェルツトラミネール。ムルソー シャルム1985年/ドメーヌ・ポチネ・アンポーへと続きます。20年の年月をアンポーご自慢のカーウ゛で寝かされていたこのムルソーは、やや濃い黄色いローウ゛を纏って美しく照り輝いていました。
 香は先ずマシュルームや燻煙香が立ち上り、つづいて桃やライチといった甘く柔らかい果実の香を感じ、驚く程の若々しい酸味と心地よい苦味があり、しっかりとしたテクスチャーを持つふくよかな辛口ワインで、上手にエイジングをしたムルソーでした。

 赤ワインは、スペインワインでマルケス・デ・リスカルの造る、リオハのテンプラニーリョの軽やかなもの。
 メドックのブルジョワ エクセプショネルのトップクラスのシャトー・プジョー1998年です。
 色、味、香ともバランスの良い、これぞボルドーワインの魅力の典型と思われるような味わいでしたが、未だ少し若さを感じるこのワインは、今から10年間は充分に成長し続ける可能性を秘めているようですばらしいものでした。
 つづいてアマローネ・デ・ラ・ヴァルポリツエラはイタリア北部のブドウを陰干しして造る非常にアルコール分の高い、ボディーのある辛口赤ワインです。
 この品種の持つ美しい酸味と高い濃度のアルコールからなる特有の甘さが、このワインの魅力でしょうか。

 最後にアマローネと同じ産地の甘口の白ワイン、レチョート・デ・ソアーヴェを楽しんでいただきました。

 もちろんお料理は、ケンボローご自慢の芙蓉豚や自家製天然酵母パンに自家製野菜の温もりのあるお料理ばかりです。それに熟成を経た食べごろのチーズを3種類と、あの高価なイベリコハムの中でも特に稀少なペジョータが供され,その美味しさに皆様大満足の様子でした。

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レストラン ケンボロー
島根県浜田市黒川町4191
0855−24−9909
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